「身元保証サービスは高い」と感じたことはありませんか。

特に身寄りのない方や、おひとりで暮らしている高齢者の方にとって、数十万円から100万円を超える費用は大きな負担に感じられるでしょう。

しかし、その費用には、事業者の利益だけではなく、ご自身が亡くなった後に必要となる「死後にかかる費用の預託金」が含まれていることがあります。

この記事では、身元保証の費用が高額になる理由や、預託金の役割、契約前に確認したいポイントを、初めての方にもわかりやすく解説します。

身元保証はなぜ高額に感じるの?

身元保証の費用相場

身元保証サービスを調べていると、「こんなに費用がかかるの?」と驚く方は少なくありません。契約内容によって異なりますが、数十万円から100万円を超えるケースもあります。そのため、「高すぎるのではないか」と不安に感じるのは自然なことです。

しかし、身元保証サービスは、入院や介護施設への入所時の保証だけではありません。緊急時の対応や生活支援、亡くなった後の手続きまで含まれていることが多く、さまざまな支援を長期間にわたって受けられる契約です。

まずは「何に対する費用なのか」を知ることが、安心してサービスを選ぶ第一歩になります。

高額に見える本当の理由

身元保証サービスが高額になる一番の理由は、「死後事務にかかる費用の預託金」が含まれていることです。

預託金とは、亡くなった後に必要となる費用をあらかじめ預けておくお金です。そのため、すべてが事業者の報酬というわけではありません。

「料金が高い」と感じても、その中には将来ご自身のために使われるお金が含まれている場合があります。費用を見るときは、総額だけではなく、その内訳を確認することが大切です。

死後事務の預託金とは?

預託金は自分のためのお金

死後事務の預託金とは、ご自身が亡くなった後に必要となる費用を、あらかじめ準備しておくためのお金です。

代わりに支払える人がいない身寄りのない方や、ご家族に負担をかけたくないと考える方にとっては、大切な備えになります。

例えば、亡くなった後には火葬や納骨、病院や施設への支払い、役所での手続き、住まいの片付けなど、多くの手続きが必要になります。これらには費用がかかるため、事前に預託金を準備しておくことで、スムーズに手続きを進めることができます。

預託金で行われる死後事務

預託金は、亡くなった後に必要となるさまざまな費用に充てられます。

例えば、火葬や納骨の費用、病院や介護施設への未払い金の精算、賃貸住宅の退去手続き、電気・ガス・水道などの解約、郵便物の整理、遺品整理などです。

これらは、ご家族がいれば対応してもらえることもありますが、身寄りのない方の場合は、契約した事業者が対応することになります。そのため、預託金は「もしものときの安心」を支える大切なお金なのです。

預託金と報酬は何が違う?

預託金は利益ではありません

「預託金も事業者の利益なのでは?」と思われる方もいるかもしれません。

しかし、預託金は本来、死後事務に必要な実費を支払うために預けるお金です。一方、報酬は身元保証や生活支援などのサービスを提供する対価として支払うものです。

つまり、性質がまったく異なるお金です。契約内容を見る際には、「報酬」と「預託金」がきちんと区分されているかを確認しましょう。

余った預託金はどうなる?

預託金をすべて使い切るとは限りません。

契約内容によっては、実際に使用した費用を差し引き、残ったお金を相続人や契約で指定した方へ返還する仕組みになっていることがあります。

反対に、契約内容がわかりにくい場合は、返還方法が明確でないケースもあります。契約前には、「余った預託金はどうなるのか」を必ず確認しておきましょう。

一般社団法人いきいきライフ協会中信では、余った預託金は、遺産に合算し、ご本人さまの遺言書の通りに支出や遺贈などをすることになります。

契約前に必ず確認したいこと

費用の内訳を確認しましょう

契約を検討するときは、金額だけを見て判断しないことが大切です。

「身元保証の報酬はいくらか」「預託金はいくら必要なのか」「何が含まれているのか」を一つずつ確認しましょう。

内訳が明確であれば、「なぜこの金額になるのか」が理解でき、安心して契約を検討できます。

預託金の管理方法も大切です

預託金は大切なお金です。そのため、「どのように管理されるのか」も確認しましょう。

専用口座で管理しているのか、第三者が関与する仕組みがあるのかなど、管理方法は事業者によって異なります。

質問に丁寧に答えてくれる事業者であれば、契約後も安心して相談しやすいでしょう。

一般社団法人いきいきライフ協会中信のサポートの場合は、信託銀行に預託され、財産管理会社の監督のもと管理されます。

また、亡くなった後に預託金の支払いを指図できるのが、いきいきライフ協会中信では無く財産管理会社となっており、不正な出金ができない仕組み作りとなっています。

安心して身元保証を利用するために

金額だけで判断しないことが大切

身元保証サービスは決して安い契約ではありません。

しかし、その費用には、将来ご自身が安心して最期を迎えるための準備が含まれています。特に身寄りのない方にとっては、「亡くなった後を誰に任せるか」という大きな不安を解消するための備えでもあります。

大切なのは、「高い・安い」だけではなく、「どのような支援を受けられるのか」を確認することです。

信頼できる事業者を選びましょう

身元保証契約は、一度契約すると長いお付き合いになることがあります。

そのため、料金だけではなく、契約内容や説明のわかりやすさ、預託金の管理方法、死後事務の実績なども確認しましょう。

不安なことや疑問点を気軽に相談できる事業者を選ぶことが、安心した老後につながります。

「費用が高いから」と契約をあきらめるのではなく、「なぜその費用が必要なのか」を理解したうえで、ご自身に合ったサービスを選ぶことが大切です。